側方噴射用ホットランナーノズル
专利摘要:
本発明は、ノズル本体の外周面上に外向きに突起する、1つ以上の先端要素(3、3’)を備える多部品からなるノズル本体を有する、プラスチック部品の側方噴射用ホットランナーノズルに関する。このホットランナーノズルは、このノズル本体が、軸方向側面が設けられたノズル本体基部(2)を含み、該軸方向側面には、少なくとも1つの先端要素(3、3’)または複数の先端要素(3、3’)を配置および部分的に受容するために軸方向側面上に分布するように配置された、少なくとも1つまたは複数の凹部(5、14)が設けられており、該先端要素(3、3’)は、ノズル本体締め付けディスク部(6)によってノズル本体基部(2)の軸方向側面上に押しつけられることを特徴とする。 公开号:JP2011516312A 申请号:JP2011503403 申请日:2009-04-01 公开日:2011-05-26 发明作者:ピーター ブラウン, 申请人:エヴィコン ハイスカナールジステーメ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー. カーゲー; IPC主号:B29C45-27
专利说明:
[0001] 本発明は、請求項1の前提部分による、側方噴射用ホットランナーノズルに関する。] 背景技術 [0002] 国際公開第99/37 461号、米国特許第2002/0098262号および欧州特許出願第0186 413号が、技術的背景に関して最初に言及される。] [0003] プラスチックの射出成形の分野において、側方に、すなわち型から取り出す方向に対して垂直または斜めに、プラスチック部品の射出を実行することは、有利であることが多い。この目的のために、いわゆる側方射出用ホットランナーノズルが使用されるが、これは側方射出ノズルとしても知られており、ノズル本体および先端要素を含む。製品の表面までの溶融の良好な温度制御を達成するためには、ノズル先端または先端要素を製品の表面まで誘導する必要がある。] [0004] さらに、多数個取り配置の場合にノズル先端またはノズル本体を実装することができるように、ノズル本体を包み込む金型部品(ダイ部品)を分割することも、知られている。このような先端技術は、独国特許出願公開第100 08 471号に示されている。漏れを防止するためにダイの複雑な構造が必要な保持力を確保する必要があるため、分割は不利である。] [0005] これが、分割不可能な挿入片の使用を可能にする、先端要素を備える側方射出ノズルの構造が有利な理由である。これはたとえば、独国特許出願公開第197 42 099号で提案されるような、調整可能先端要素とともに、またはノズル本体が実装されてからその後の一体型ノズル本体における先端の実装の助けを借りて(たとえば欧州特許出願公開第1524091号および独国特許出願公開第103 45 578号参照)、起こる可能性がある。きつく保持された先端要素の場合、適合の隙間が燃焼済みプラスチックによってある程度の使用時間後に非常にきつく保持されるので、非破壊の取り外しは不可能な場合が多い。] [0006] 調整機構の不都合は、繊細な部品であることであり、溶融物で部分的に濡れて、長期間の使用後にはもはや先端の確実な調整または取り外しをできなくしてしまう。調整装置は、全体的な空間が制限されているために十分な圧力面を提供しないので、いかなる大きな力/圧力も許さない場合が多い。] [0007] その一方で一体型ノズル本体に実装可能な先端要素は、実装可能であるために、非常に小さく構成される必要がある。さらに、周知のシステムにおける取り付け/取り外しは並はずれて難しく、長期間の使用後は先端の破壊を伴ってのみ達成できる場合が多い。] [0008] そこで、一般的な欧州特許出願公開第0 447 573号および優先権を確立する独国特許出願公開特許第90 03 574号より、この問題が緩和されるように、ノズル自体を一体的にではなく分割的に構成することが知られている。基部のようなものに保持リングが配置され(欧州特許出願公開第0 447 573号の図1)、その軸側に、案内先端が締め付けリングで保持されている。先端要素の取り付けおよび取り外しは、また十分に簡単ではない。さらに、溶融物もまた基部から軸方向に脱出して案内先端の周囲に流れる可能性があるので、溶融流もやはり漏れのない方法で、溶融物流入口からノズル本体に進入して製品のゲートまで、案内されるわけではない。周囲の凝固したプラスチック化合物によって、先端要素の取り外し中に、相当な問題が発生するかも知れない。凝固したプラスチック化合物は、多くの労力を要する方法で最初に除去する必要がある。あるいは、まだ柔らかいプラスチックで、高温のノズルを取り外すことができる。] 図1 発明が解決しようとする課題 [0009] したがって、本発明は、分割型ノズル本体の概念に基づく、この一般的な先行技術を、比較的大きな先端要素でもノズル本体内に簡単に収容するようにし、また、長期間の使用後に再び容易に該先端要素の取り付けおよび取り外しを可能にするように、さらに発展させる目的に基づいている。] [0010] この問題の解決方法は、本発明の目的である。] 課題を解決するための手段 [0011] この目的は、請求項1の内容による本発明によって達成される。] [0012] 本発明の有利な展開は、従属請求項に示される。] [0013] 本発明は、事前にダイに組み込まれた多部品からなるノズル本体に先端が容易に挿入されるような方法で構成されるホットランナーノズルを提供する。選択された配置は、比較的大きい外形寸法を有する先端要素の配置を可能にする。] [0014] 米国特許出願第2005/0196486号もまた、一体的に形成された突起を備える一体型ノズル本体を示しており、この明細書の図2において、図解目的のために、突起は、ノズル本体の残る部分とは異なる網掛けを有する。] 図2 [0015] 本発明による解決法によれば、先端要素の少なくとも1つの先端は、射出される製品の表面に容易に到達し、全ての部品の完全な実装の後、溶融流は、漏れのない方法で、溶融物流入口からノズル本体に進入して製品のゲートまで、案内される。] [0016] 高い緊密性が達成されるように、ノズル本体の選択された配置によって、比較的大きい保持力を実現することができる。] [0017] 先端挿入片の実装後、密封スリーブは、特に好ましい変形例によれば、ダイ挿入片の壁上に配置されるか、または、動作温度に到達した後に、ノズル全体の熱膨張によって密封スリーブとダイ挿入片の壁との間に十分な表面加圧がある程度まで、密封スリーブは離間している。] [0018] 本発明はここで、以下の図面に示される実施形態を参照して、より詳細に説明される。] 図面の簡単な説明 [0019] 先端挿入片が挿入された状態の、多部品からなるノズル本体を備えるホットランナーノズルの斜視図を示す。 図1の方法で配置されたダイの部分的領域を切断した断面図を示す。 先端要素および密封スリーブを備える先端挿入片の斜視図を示す。 先端挿入片のさらなる斜視図を示す。 図4の先端挿入片を切断した断面図を示す。 ノズル本体の締め付けディスク部の斜視図を示す。 ノズル本体の基部、および締め付けネジを備えるノズル本体の締め付けディスク部を示す、ノズル本体の斜視図を示す。 先端挿入片が配置された、図7のノズル本体の基部の斜視図を示す。 5つの後続ステップにおける、ノズル本体および先端挿入片の取り外しを示す。 先端挿入片が角度付き側方射出のために配置された、図1のホットランナーノズルを示す。 さらなる先端挿入片が角度付き側方射出のために配置された、ダイの部分断面を切断した断面図を示す。 先端要素および密封スリーブを備える、図10の先端挿入片の斜視図を示す。 組み立てた状態の、図12の要素を示す。 図12および13による先端挿入片を備えるさらなるダイのさらなる部分的領域を切断した部分断面斜視図を示す。 図14aの一部の拡大図を示す。 図14aの配置を切断した断面を示す。 図14による配置における先端挿入片の取り付け/取り外しの原理を図解する。 さらなるホットランナーノズルの斜視図を示す。] 図1 図10 図12 図4 図7 実施例 [0020] 図1は、プラスチック部品の側方射出用ホットランナーノズルを示している。このホットランナーノズルは、ノズル本体基部2およびノズル本体締め付けディスク6を備える、多部品からなるノズル本体を含む。これらの要素は、ここで円筒形の外側ジャケットを有している(図7および8参照)。ノズル本体基部2は、先端挿入片37の配置および収容のための少なくとも1つまたはいくつかの凹部5、14が設けられた軸方向側面を有し、これらの凹部は、一例として、外周上に分布されるように、軸方向側面上に放射状に配置されている。外側ジャケットは、たとえば楕円形、長円形、または多角形の断面など、非円形断面を有することもできる(図示せず)。] 図1 図7 [0021] 図1の図解によれば、この軸方向側面は、底部の軸方向側面である。少なくとも1つの先端要素3を備える少なくとも1つの先端挿入片37が、この軸方向側面上に配置される。図面に示されるように、いくつかの先端挿入片37が、多部品からなるノズル本体に保持されることが可能である。] 図1 [0022] 以下の記述は、たった1つの位置、または、その他の箇所では、いくつかの先端要素が記載されているとき、この意味において例示としてのみ理解されるべきであり、いかなる限定的な解釈もされるべきではない。「上」または「底」などの用語は、限定的と解釈されるべきではなく、図面におけるそれぞれの配置および配列に関係するだけである。] [0023] 図1において上側となる、その反対の軸方向側面では、ノズル本体基部2は、溶融経路25(図2参照)の中への溶融物流入開口部31を備える。溶融経路25は、最初に第一部分25aを経由して、軸方向にノズル本体基部2を通って、分岐25bまで延在し、この分岐25bから、部分経路25cが、外向き放射状に分岐して、それぞれ凹部14(図8)の内部へ開放している。] 図1 図2 図8 [0024] 部分経路25cは、凹部14に挿入される先端要素3の溶融経路12の流入開口部12aと位置が合わせられている。] [0025] 先端要素3(図2および3参照)はそれぞれ基体19を有し、それに隣接して、円筒形領域および隣接する放射状外向きの円錐形または鋭角の領域を備える先端1がある。この先端は、ノズル本体基部2上では実装状態で外方向に向いており(この場合は放射状に)、ノズル本体基部2(図1および2を再度参照)の外周縁を越えて円錐形領域で(ここではさらに放射状に)突起している。] 図1 図2 [0026] これらの先端挿入片37は、凹部5、14への挿入後に部分的に(好ましくは半分)包囲されて、その基体19がその領域を先端1から離れた方に配置し、基体19の傾斜面8が傾斜面11に対向するようにし、凹部14のそれぞれの表面16に接する肩部15を介して実際の先端1に面する側面上に配置されるような方法で、配置されている(図3、4、5、7および8を参照)。溶融経路25からの排出開口部25dは、傾斜面11に配置されており、先端要素3の中へ向かう案内経路12の流入開口部12aは、傾斜面8に配置されている。] 図3 [0027] 案内経路12はそれぞれ、環状開閉凹部32の中への排出開口部12bを含んでおり、環状開閉凹部32は、基体19に実装された密封スリーブ4によって部分的に形成されたノズル先端1(図2)を包囲する。] 図2 [0028] 多部品からなるノズル本体は、ノズル本体基部2の他に、ノズル本体締め付けディスク部6を含み、この締め付けディスク部には、ノズル本体基部の方に向いている軸方向側面上に、中心凹部17を形成する外周縁28が設けられている。縁28には、軸方向側面上に、ノズル本体2の凹部5、14に対して実装状態で一致するように、放射状に形成された凹部7が設けられている。この凹部7に先端挿入片37は係合し、実装状態で凹部7は凹部14の反対側にある。] [0029] ノズル本体締め付けディスク部6は、密封スリーブ4と共に、溶融物がノズル本体を通過するときにその中を流れる領域の下限を定め、その外周上に密封スリーブ4を固定する。] [0030] ノズル本体締め付けディスク部6は、ノズル本体締め付けディスク部6の穿孔を貫通し、その軸方向側面からノズル本体のネジ孔29の中にねじ込まれる、少なくとも1つまたはいくつかの締め付けネジ9、10によって、ノズル本体基部2上に単純な方法で保持される。] [0031] 単一の締め付けネジ10、好ましくは、ノズル本体基部2の中心縦軸内に延在し、それに応じた寸法の締め付けネジ10を提供することが可能である。この締め付けネジ10の効果は、好ましくは中心締め付けネジ10の周りの同心円上に配置され、かつ中央の締め付けネジ10よりも小さい寸法とすることができる、1つまたはいくつかの締め付けネジ9によって支援することができる。] [0032] ノズル本体基部2に対して軸方向に配列されて凹部17を含むノズル本体締め付けディスク部6は、ノズル要素3の密封面8が高い表面加圧でノズル本体2の表面11上に密封的に配置されるような方法で、相互結合および摩擦によって、先端要素3をノズル本体基部2上に固定する。] [0033] ノズル先端1は、ノズル本体締め付けディスク部6およびノズル本体基部2の外周を越えて、放射状に外向きに突起する。] [0034] ノズル本体締め付けディスク部6が無ければ、先端要素3はノズル本体基部2上に保持されず、金型内への溶融経路は完成しない。] [0035] 実装状態において、各先端要素は、放射状で外側に向けられた肩部15を、ノズル本体2の凹部14のそれぞれの表面16に接するようにして配置される。] [0036] ノズル本体基部2は、凹部5、14が設けられた軸方向側面から離れた方に向いている側面上の少なくとも1つの加熱素子によって包囲されている。この加熱素子は、補助的な密封カラー23を有する外部スリーブによって包囲されている。支持および心立て用のリング22は、加熱素子20およびスリーブ21を固定し、それ自身は、たとえばネジ留めなどの相互結合によって、ノズル本体基部2に固定される。] [0037] ノズル本体締め付けディスク部6もまた、補助的な密封カラー24を有する。] [0038] 先端1は、実装状態で射出される製品30の表面に到達し、全部品の実装完了後に溶融流が漏れのない方法で溶融物流入口31から製品上のゲート36まで案内されるような方法で、構成および配置される。] [0039] この目的のため、ノズル本体基部2は、実際の先端要素3およびその上に実装された密封スリーブ4からなる1つまたはいくつかの先端挿入片37が、先端1が製品の表面に到達するようにしてノズル本体基部上のそれぞれの凹部5、14に挿入され得るような方法で、配置されている(図3から5参照)。] 図3 [0040] この状態では、ノズル本体基部上の凹部5は部分的に、たとえば半分の高さまでだけ、先端挿入片37を包み込む(図8参照)。] 図8 [0041] 先端挿入片37を固定するのは、対応する凹部7が存在するノズル本体締め付けディスク部6の実装のみである。] [0042] 先端挿入片37の実装後、密封スリーブ4は、ダイ挿入片33の壁34上に配置されるか、または動作温度に到達した後に、ノズル全体の熱膨張の結果として、密封スリーブ4とダイ挿入片33の壁34との間で十分な表面加圧が得られる程度に、離間される。密封スリーブ4は、その軸方向長さの一部に渡って、基体19に隣接する先端要素3の円筒形肩部38上に配置される(図3から5参照)。密封スリーブ4がその外周上においてプラスチックで濡れていないことが有利であり、構成の良好な取り外し性能につながる。] 図3 [0043] あるいは、少なくとも1つの先端挿入片37を一体的に、すなわち密封スリーブ4を備える先端要素3を一体的に、製造および配置することも、可能である。] [0044] 先端要素3の裏側接触面8は、軸方向Xに対して鋭角な特定の角度αで配置されており(図2)、ノズル本体締め付けディスク部6の締め付けネジ9、10を締めることによって、先端要素3が、同じ角度で配置されたノズル本体2の圧力面11に押しつけられる。角度αは、好ましくは5°よりも大きい。角度αは、特に10°から65°の間である(図2、図3、図7)。] 図2 図3 図7 [0045] 角度の設定は、導入された軸方向の締結力の結果、先端要素3の裏側領域8とノズル本体基部2のそれぞれの対向面11との間で大きな表面圧力が得られるという結果に導く。] [0046] 先端要素3への溶融経路12はこの面を通じて部分経路25に接続され、そのため溶融経路12と部分経路25cとの間の緊密性または漏れの無いことが保証されるので、これは必要である。その結果、溶融経路は、領域25から領域12を通ってゲート36までの、緊密な経路となる。] [0047] 軸方向力が先端要素3に対して無制限に作用することを確実にするために、ノズル本体締め付けディスク部6は、先端要素のみを押すような方法で配置されなければならない。さらに、先端要素3は、その肩部15を、ノズル本体基部2の表面16に接触させて、更に随意にノズル本体締め付けディスク部6の表面18(図6)に接触させて、配置されることが可能でなければならない。] 図6 [0048] 側方射出ノズル全体の熱膨張の結果、密封スリーブ4は、ダイ壁34に対して押しつけられる。これは、先端要素3の溶融経路12とダイ挿入片33の開閉凹部32との間の密封効果を生み出す。] [0049] 密封スリーブ4とダイ壁34との間の反力が先端要素3と2部品からなるノズル本体2、6との間の緊張状態を緩和するとはいえ、先端要素3の裏側の密封力、すなわちノズル本体2からの溶融経路推移は、このように緩和されない。反対に、通常は表面加圧がむしろ増加する。] [0050] 図9に示されるように、この構造の特別な利点は、ノズル本体締め付けディスク部6をネジ留めから外した後に先端挿入片37を容易に取り外すことができるということであり、先端挿入片37の(ここでは旋回するように行われる)破壊のない取り外しが、ツールが作動外形(輪郭形状)にあることによって可能とされる。] [0051] 図9に示される変形例にように、設けられたネジ孔13の中にねじ込まれるネジ付ピン35によってレバー構造が得られ、このレバー構造が先端挿入片37の破壊のない取り外しを可能にするということは、有利であると考えることができる。] [0052] 作動外形は、代替として、レバー要素(ここでは図示せず)の適用を可能にする、作動突起または作動凹部(ここでは図示せず)とすることができる。] [0053] 力の結合が外れるように、締め付けられた角度面がレバー構成によって最初に分離され得ることは、決定的である。取り外された先端挿入片37は、これを回して移動することによって、取り外すことができる。] [0054] 上述の実施形態はそれぞれ、水平方向の側方射出を示し、これはホットランナーノズルの主開放方向Xに対して90°の角度を意味する。これに対して、先端挿入片37’の好ましくは旋回による有利なタイプの実装によって、側方射出におけるこの標準的な90°の角度を超えたさらなる射出角度を実現することも可能である。このさらなる射出角度は、たとえば45°から最大0°まで到達可能である。ここで、γ=90°は放射状外向きに延伸する方向を示し、γ=0°は垂直に下向きの方向を示し、この場合、これは軸方向Xまたは実装方向Xに対応する。] [0055] 先端挿入片37’の旋回による取り付けまたは取り外しは、アンダーカット状タブ形状の達成も可能にする(図14、15、16)。] [0056] 先端挿入片37’は、その「主軸線」を軸方向Xに対して垂直に合わせたままで、実際の円錐形先端1’自体のみが、必要な角度γ、たとえばγ=30°、45°、または0°で、ノズル本体締め付けディスク部6における軸方向/実装方向Xに対して曲がるように、配置される(図11参照)。] 図11 [0057] 先端挿入片37’の「水平な」主軸線(すなわち方向Xに対して90°)は、有利である。何故なら、このようにすると、図1から9に関連して前述したように、熱膨張の結果、密封スリーブ4はまだノズル本体基部上に水平に配置され、これによりホットランナーノズルとダイ挿入片33との間の確実な密封が生じるからである。] 図1 [0058] 図10から17の実施形態によれば、先端要素3’はそれぞれ基体19’を含み、それに隣接して、水平軸線を有する円筒形領域1a’およびある角度の下で円筒形領域と外方向に隣接する円錐形先端領域1b’を備える先端1’がある。] 図10 [0059] 好ましくは、円筒形領域1a’は、ノズル本体1上の実装状態でノズル本体基部1の外周縁を越えて外側に突出し、先端領域1b’は、円筒形領域の軸線に対して斜めに調整される。] [0060] 図12および13に明確に示されるように、先端挿入片37’は、水平配列(すなわち軸方向Xに対して垂直)に対して曲がっている先端1’を含む。特に強調されなければならない先端1’のこの構成の利点は、水平位置(90°)からずれることができ、いかなる制限もなく最大0°まで到達できる角度の下で、非分割成形挿入片の中のプラスチック部品を射出する可能性である。] 図12 [0061] 実装中の旋回の結果、金型のそれぞれの対向する形状が回避され得るので、先端1’の曲げ領域は、ダイの開閉凹部の形状をアンダーカット(くりぬき)してもよい。] [0062] その結果、使い捨てシリンジなどの製品をハンドル部にて0°未満(図14および15)で、またはピペットなどの製品を肩部にて45°(図11)未満で、射出することが可能である。] 図11 [0063] このような先端挿入片を備えるホットランナーノズルの実施形態は、図13および14に示されている。図13によれば、先端挿入片37’は放射状に外側に面しているが、これに対して図17に示される矩形のノズル本体では、これらは隣接して配置された2つの列になって、互いに別方向を向く先端1’となるように配列されている。] 図13 図17 [0064] 先端 1、1’ 円筒形領域1a’ 先端領域1b’ ノズル本体基部 2 先端要素3、3’ 密封スリーブ4 凹部 5 ノズル本体締め付けディスク部 6 凹部 7 接触面 8 締め付けネジ9、10 圧力面11 溶融経路12 流入/排出開口部 12a、12b ネジ孔13 凹部 14 肩部15 表面 16 凹部 17 表面 18 基体19、19’ 加熱素子20 スリーブ21 支持および心立て用のリング22 補助的な密封カラー23、24 溶融経路 25 部分 25a 分岐25b 部分経路25c 排出口25d 縁 28 ネジ孔 29 射出される製品30 溶融物流入口 31 開閉凹部 32 ダイ挿入片33 ダイ壁34 ネジ付ピン35 ゲート36 先端挿入片37、37’ 肩部 38 軸方向 X]
权利要求:
請求項1 プラスチック部品の側方射出用ホットランナーノズルにおいて、ノズル本体の外周領域を越えて外向きに突起している1つまたは複数の先端要素(3、3’)を含む多部品からなるノズル本体を含み、前記ノズル本体は、軸方向側面を備えるノズル本体基部(2)を含み、前記軸方向側面には、前記少なくとも1つの先端要素(3、3’)または前記複数の先端要素(3、3’)を配置および部分的に収容するために前記軸方向側面上に分布されるように配置された、少なくとも1つまたは複数の凹部(5、14)が設けられており、前記1つまたは複数の先端要素(3、3’)は、ノズル本体締め付けディスク部(6)によって前記ノズル本体基部(2)の前記軸方向側面に対して押しつけられることを特徴とする、ホットランナーノズル。 請求項2 前記ノズル本体基部(2)が、円形、楕円形、長円形、または多角形の断面を有することを特徴とする、請求項1に記載のホットランナーノズル。 請求項3 前記凹部(5)が、前記軸方向側面上で放射状に外周状に分布されて位置合わせされることを特徴とする、請求項1または2に記載のホットランナーノズル。 請求項4 前記先端要素(3、3’)が、それぞれ1つの密封スリーブ(4)を備える先端挿入片(37、37’)を形成することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項5 前記ノズル本体基部(2)が、溶融経路(25)への溶融物流入開口部(31)を含み、前記溶融経路(25)は、前記ノズル本体基部(2)の中を通って分岐(25b)まで軸方向に延在する第一部分(25a)を含み、前記分岐(25b)から少なくとも1つまたは複数の部分経路(25c)が角度を付けて分岐し、前記部分経路はそれぞれ前記凹部(14)内に向かって開放していることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のホットランナーノズル。 請求項6 前記部分経路(25c)が、前記凹部(5、14)内に挿入される前記先端挿入片(37)内の、特にそれらの先端要素(3、3’)内の、溶融経路(12)の流入開口部(12a)に位置合わせされていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項7 前記ノズル本体締め付けディスク部(6)が、前記先端要素(3、3’)上のみを押すように構成されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項8 先端挿入片、特にその先端要素(3、3’)が、前記凹部(14)への挿入後に、前記凹部(14)によって部分的に、特に半分、包囲されるように配置されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項9 前記先端要素(3、3’)が、それぞれの前記凹部(14)内、好ましくは前記基体(19)の領域内で、傾斜面(11)に傾斜面(8)を当接させた状態で配置されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項10 前記先端要素(3)が、肩部(15)を介して前記先端の方を向く側面を、前記ノズル本体基部(2)の前記凹部(14)内で前記先端(1)から離れる方を向いた表面(16)に当接させた状態で配置されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項11 前記表面(15)がさらに、前記ノズル本体締め付けディスク部(6)の表面(18)に当接させた状態で配置されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項12 前記先端要素(3、3’)が、前記先端の方を向いている側面上にある肩部(15)を介して、および前記先端(1、1’)から離れる方を向いている側面上にある傾斜面(8)を介して、前記凹部(14)内に配置されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項13 前記溶融経路(25、12)が、前記傾斜面(8、11)内に向かって開放していることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項14 前記溶融経路(12)はそれぞれ、前記ノズル先端(1、1’)を包囲する環状開閉凹部(32)内への排出開口部(12b)を含むことを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項15 前記ノズル本体締め付けディスク部(6)に、中心凹部(17)を包囲する外周且つ軸方向の縁(28)が設けられており、前記縁(28)は、実装状態で前記ノズル本体基部(2)の前記凹部(5、14)の方を向いている軸方向側面上の前記凹部(7)を含み、前記先端挿入片(37)は前記凹部と係合することを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項16 前記ノズル本体締め付けディスク部(6)が、少なくとも1つの締め付けネジ(10)によって前記ノズル本体基部(2)上に保持されており、前記少なくとも1つの締め付けネジ(10)は、好ましくは前記ノズル本体基部(2)の中心縦軸線に一致していることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項17 前記ノズル本体締め付けディスク部(6)が、複数の締め付けネジ(9、10)によって前記ノズル本体上に保持されることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項18 前記ノズル本体締め付けディスク部(6)がさらに、前記中央締め付けネジ(10)の周囲に好ましくは円形に配置された、さらなる締め付けネジ(9)によって、前記ノズル本体基部(2)上に保持されることを特徴とする、請求項17に記載のホットランナーノズル。 請求項19 前記締め付けネジ(9、10)が、前記ノズル本体締め付けディスク部(6)の孔を貫通し、前記ノズル本体基部の軸孔(29)内にねじ留めされることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項20 前記ノズル本体基部(2)が、少なくとも1つの加熱素子(20)によって包囲されており、前記少なくとも1つの加熱素子(20)は、前記加熱素子側では、補助的な密封カラー(23)を有する外部のスリーブ(21)によって包囲されていることを特徴とする、請求項1〜19のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項21 支持および心立て用のリング(22)が、前記加熱素子(20)および前記スリーブ(21)を固定して、実装状態において前記ノズル本体基部(2)に固定されることを特徴とする、請求項1〜20のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項22 前記ノズル本体締め付けディスク部(6)が補助的な密封カラー(24)を含むことを特徴とする、請求項1〜21のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項23 各先端要素(3、3’)の前記先端(1、1’)が、実装状態において、射出される製品(30)の表面に到達するように、構成および配置されていることを特徴とする、請求項1〜22のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項24 前記密封スリーブ(4)が、相互結合または摩擦結合によって、前記先端要素(3、3’)に接続されていることを特徴とする、請求項1〜23のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項25 前記密封スリーブ(4)が前記先端要素(3)上に配置されることを特徴とする、請求項1〜24のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項26 前記密封スリーブ(4)が、前記先端要素(3、3’)の肩部(38)上にそれぞれ配置されることを特徴とする、請求項1〜25のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項27 前記密封スリーブ(4)が、前記先端要素(3、3’)と一体的に構成されるか、または製造されることを特徴とする、請求項1〜26のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項28 前記密封スリーブ(4)が、動作温度に到達した後に、ノズル全体の熱膨張によって密封スリーブとダイの壁との間に表面圧力が存在するように、周囲のダイの壁上に配置されることを特徴とする、請求項1〜27のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項29 前記先端要素(3、3’)が、ツールの取り付けおよび/または取り外しのための作動外形を有することを特徴とする、請求項1〜28のいずれか一項または請求項1の前提部分に記載のホットランナーノズル。 請求項30 前記作動外形が、ツールの取り付けおよび/または取り外しとしての、ネジ付ピン(35)用のネジ孔(13)であることを特徴とする、請求項29に記載のホットランナーノズル。 請求項31 前記作動外形が、ツールの取り付けおよび/または取り外しとしてのレバー用の適用外形であることを特徴とする、請求項30に記載のホットランナーノズル。 請求項32 前記先端挿入片(37)が曲げ先端(1’)を含むことを特徴とする、請求項1〜31のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項33 前記先端挿入片(37)の前記曲げ先端(1’)が、前記ノズル本体締め付けディスク部(6)の前記軸方向(X)に対して0°から90°の間、好ましくは0°から45°の間の角度で調整されていることを特徴とする、請求項1〜32のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項34 前記曲げ先端(1’)が、関連するダイの開閉凹部の外形をアンダーカットすることを特徴とする、請求項1〜33のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項35 前記先端要素(3、3’)のそれぞれが基体(19)を含んでおり、前記基体に隣接して、最初に円筒形領域と、径方向外側に隣接する円錐形領域と、を有する先端(1、1’)が設けられており、前記円錐形領域が、前記ノズル本体の実装状態で外方向に向き、前記ノズル本体の外周縁を越えて突起することを特徴とする、請求項1〜34のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。 請求項36 前記先端要素(3、3’)のそれぞれが基体(19)を含んでおり、前記基体に隣接して、最初に円筒形領域と、外側に隣接する円錐形領域と、を有する先端(1、1’)が設けられており、前記円錐形領域が、前記円筒形領域に対して0°より大きい角度(γ)にあり、前記先端は、実装状態において、前記ノズル本体の前記外周縁を越えて、前記ノズル本体基部の前記軸方向(X)に対して前記ノズル本体上で斜めに突起することを特徴とする、請求項1〜35のいずれか一項に記載のホットランナーノズル。
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